95回熊本大会へのお誘い
日本遺伝学会第95回大会
大会委員長 荒木 喜美(熊本大学 生命資源研究・支援センター)
日本遺伝学会第95回大会を、2023年(令和5年)9月6日(水)〜8日(金)に、くまもと県民交流館パレアにおいて開催することになり、鋭意準備を進めております。
日本遺伝学会は、日本育種学会を前身とし1920年6月に設立され、2020年度に100周年を迎えた歴史ある学会です。一般講演は口頭発表を主としておりますが、第89回大会より、若い人の発表の機会が増えることを期待し、ポスター発表(大学生・大学院生を対象)を開始、今大会でも行います。参加者全員による投票を行い、Young Best Posters賞の表彰を行う予定ですので、若手の皆さんふるってご参加くださいますようお願いいたします。
また、高校生のポスター発表も検討しています。それから、3つのシンポジウム(うち1つは国際シンポジウム)及び10個程度のワークショップを開催する予定です。
さらに、通常のワークショップに加え、高校で生物選択者が減少している問題に焦点を当てたワークショップを行う予定です。
また、熊本大学理学部と天草酒造が共同開発した世界初の分裂酵母を用いた芋焼酎に関連したワークショップも検討中です。さらに、ナイトゼミナール(懇親会)での分裂酵母焼酎10本限定抽選販売を予定しています。
総会は大会最終日に行い、そこで本大会のBest Papers賞の発表と授賞式も行う予定ですので、多くの会員にご参加いただきたいと思います。
また、大会最終日翌日の9月9日(土)には、熊本大学本荘キャンパスにおいて2部構成の公開市民講座を開催します。第1部は『宇宙環境と遺伝』というテーマで宇宙マウスを利用した研究を中心とした「講演会」を開催します。そして第2部では、大学内で研究に用いられている動物(マウス、ハダカデバネズミ)及び細胞(ES細胞、精子、卵子、受精卵)を観察し、DNAを実際に肉眼で見る実験を行い、生命科学の最新機器を見学する「体験講座」を開催する予定です。一般市民はもとより、中学生・高校生や教員の皆さんにも多数参加して頂きたいと思っております。
公開市民講座だけは熊本大学で開催しますが、日本遺伝学会第95回大会そのものは、全てパレアの9階および10階で開催します。パレアは熊本市の繁華街中心部に位置しており、1階には『くまモンスクエア』があります。
会場(9階10階)からは熊本地震からの修復が進む熊本城がよく見えます。熊本県内各地を結ぶバスターミナルもすぐ近くですので、大会の前後に阿蘇山や天草のイルカウォッチングなど熊本の魅力を堪能していただければと思っております。宿泊予約をされる際には、下通り周辺 (熊本城やSAKURA MACHI Kumamotoのある中心部)近くに宿を取られることをお勧めします。是非、学会員の皆様に多数おいでいただき、盛大な大会となりますことを切に願っております。